居場所
こんばんは。Shioriです。
1日1記事って、慣れるまでがしんどいわ・・・
でも習慣化、習慣化。
何か書かなきゃと思うと、周りを見る目も変わってきます。
<今日の気になるニュース>
ネットカフェ寝泊まり「住居なく利用」25% : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
住宅借りるのにハードルが高いことや雇用の問題など、
本当いろんな課題がある。
でも、私がこのニュースを見て思い出したのは
テンニースさんの「ゲマインシャフトとゲゼルシャフト」の理論です。
テンニース(1855-1936)は、人間社会が近代化すると共に、地縁や血縁、友情で深く結びついた自然発生的なゲマインシャフト(Gemeinschaft、共同体組織)とは別に、利益や機能を第一に追求するゲゼルシャフト(Gesellschaft、機能体組織、利益社会)が人為的に形成されていくと考えた。
要するに、昔は村のみんなが知り合いで、助け合いながら暮らしていたのに対して
今は、都市・国家・企業、など、利益のためにつながっているから
人間関係が希薄化している現実があるということ。
それぞれ、いろんな事情があると思うんです。
それでも、頼れる家族、親戚、友人、がいないのは、
やっぱり寂しいことだし問題だな、と思う。
田舎出身の私ですが、たまに田舎に帰るとすごく羨ましくなる瞬間があります。
この前も、故郷で親友の結婚式に出席。
親友は、その中でも地縁が強い地域に嫁いだのです。
「なんか大変そうだけど、大丈夫かしら」なんて思っていたんだけど。
夜は、新郎の友人もたくさん集まって、飲み会。
みんな幼馴染だったり、その家族であったり。本当にあったかくて。
気心知れた友人がこんなにたくさん近くにいるって、素敵なことだな、って思った。
ご近所さんも、ずっとおチビの頃から彼らを知っている人たち。
たとえ家族に助けてもらうのが難しくても、
それだけで彼らは孤独じゃないわけで。のたれ死ぬ心配もないわけで。
やっぱり、「人間」ヒトの間で生きる生き物ですから
人との繋がりが一番大事なんですよね。
絶対的な味方である「利害を目的としない関係」はもっと大事。
まずは彼らにその地に根を降ろせる「場所」を提供して
頼れる人間関係を築いて行くことまで見届けるのが、
本当の問題の解決につながるのかな、と思いました。
例えば、懐の深いおやっさんの会社とか。
家族みたいに従業員が仲良しな会社とか。
運命の親友が見つかるシェアハウスとか。